株式会社アビット(以下、アビット)様は、業務系、情報系をはじめとした様々な基幹システムの開発ならびにWebアプリケーションの構築を行う独立系ソフトウェア企業です。1970年の創業以来、お客様のニーズに合わせたソリューションの充実と開発体制の強化に努められてきました。また、現在ではシステムの企画、開発だけでなく、開発後の運用も含めたフルアウトソーシングサービスの体制を確立されています。
アビット様では、主に商社に向けて「受発注システム」をオンラインサービスで提供しています。その受発注システムのFAX機能のエンジンとして、「まいと~く FAX Server」をご採用いただいております。今回は、受発注システムの開発を担当していらっしゃいますシステムソリューション部の戸室様、嶋田様、小川様にお話を伺いました(2012年11月22日取材)。
今回お話を伺ったアビットの皆様(左から)小川様、嶋田様。戸室様
お客様の要望で受発注システムにFAX送信機能を追加開発
アビット様では2005年に旧バージョンの「まいと~く FAX Server 5」を導入いただきました。その後、現在に至るまで長期間にわたり「まいと~く FAX Server」をバージョンアップしてご利用いただいております。「まいと~く FAX Server」を導入された当時の背景についてお聞きしました。
「弊社では、主に商社のお客様向けの受発注システムを2005年よりサービスとして提供しています。」(小川様)
「そのシステムをご利用いただいているお客様から、受発注業務の中で作成する注文依頼書や受注確認書などのFAX送信を、紙に出力してFAX機で送るのではなく、受発注システム上でそのままFAXできないかとお問い合わせをいただきました。」(戸室様)
受発注システムは、アビット様ですべて独自開発していらっしゃいますが、FAX機能の開発はそれまで経験がなかったそうです。
「FAX機能を自社開発するとなると、時間とコストが大きくなることが予想されました。そこで、他社のFAXサーバーソフトを受発注システムに組み込んで、開発を効率化する方向で検討を始めました。」(戸室様)
「『まいと~く FAX Server』はとても安定していてこれまでにトラブルは一度もありません。」と語る戸室様
API連携でFAX機能の開発を効率化、EDI通信ソフトの組み込み実績も決め手に
他社商品も検討された中、「まいと~く FAX Server」をご採用いただいた理由についてお聞きしました。
「APIを利用して、自社の受発注システムに連携できることが絶対条件でした。その点、『まいと~く FAX Server』はまったく問題がありません。 また、小中規模向けの商品でありながら、最大8回線まで対応しており、低コストで拡張できる点も導入の理由です。導入時は4回線版を購入しましたが、お客様のFAX送信需要が高まっていることもあり、将来拡張する可能性を当時から考えていました。実際に、現在は4回線版を追加購入して、合計8回線で利用しています。」(戸室様)
続けて嶋田様にお話いただきました。
「実は、同じ受発注システムでEDIの通信部分に、インターコムさんの通信ソフト『Biware』を組み込んでいたのです。同じ会社でFAXサーバーソフトとEDI通信ソフトの両方を販売されているので、FAXサーバー導入時にも安心感があったと思います。」(嶋田様)
さらに、開発中にユーザーサポートをご利用になったお話をしていただきました。
「『まいと~く FAX Server』で提供しているAPIの機能をそのまま使うことができ、FAX機能の開発がとても効率良く行えました。また、開発中にシステムが思うように動作しない箇所があったのですが、インターコムさんのユーザーサポートに電話したところ、解決策をすぐに提示してもらえました。」(嶋田様)
「『まいと~く FAX Server』はとても安定していてこれまでにトラブルは一度もありません。」と語る戸室様
これまでにトラブルは一切なし、安定稼働で安心してお客様へサービス提供
受発注システムのユーザー様すべてのFAX送信を合わせると、その枚数は1日に700枚から1500枚にものぼります。ピーク時には、8回線すべてを使用してしまう場合もあるそうです。
「『まいと~く FAX Server』はとても安定していますね。これまでに『まいと~く FAX Server』が原因でシステムが止まったなんていうことは、まったくありません。そのため、万が一システムに問題が発生した際も、『まいと~く FAX Server』を疑うようなことすらないですね。 また、『まいと~く FAX Server』のアプリケーションは、サービス起動させているので、マシンに負荷がかからないところも良いです。メモリリークが発生したり、再起動が必要になったりしないので、運用レベルでも非常に快適です。」(戸室様)
API機能を使用して、引き続きお客様の要望に応えていきたい
最後に、今後の予定について、小川様がお話くださいました。
「今の受発注システムで、FAX機能をさらに充実させていきたいですね。FAX送信に関するお客様のご要望には、今後も『まいと~く FAX Server』のAPI 機能を使用して、効率的に開発していけると思います。」(小川様)
「FAXの送り先はお客様が自由にマスター登録できるシステムにするなど、FAX機能が簡単な操作で試用できるように開発をしています。」と語る小川様