株式会社プロテリアル様 [2023年社名変更](以下、プロテリアル様)は、特殊鋼製品、磁性材料、素形材製品、電線材料の4つの事業セグメントで、独自の開発力と技術力を磨かれ、お客様の多様なニーズにお応えし、世界トップクラスの高機能材料メーカーを目指していらっしゃいます。
このたび、調達部門で注文書や買掛金計上明細表などのFAX送信に使用していたFAXシステムを刷新され、「まいと~く Center」(4回線版 NW用×6)をご導入いただきました。選定および導入に関わられた調達・VEC本部 企画部 主任 橋本直樹様、情報システム本部 運用開発部 開発グループ 橋本和也様にお話を伺いました。
今回取材に応じていただいた橋本直樹様(左)と橋本和也様
利用拠点の拡大に伴い費用も拡大、FAXシステムの刷新を検討
プロテリアル様では、製品の原材料から事務用品に至るまで、会社で必要なものは調達システムを使って発注しています。約6,000社の取引先に対しては、FAXで見積依頼書や注文書を毎日送信しています。
「以前は、全国の事業所(当時38拠点)それぞれにFAX送信用パソコンを設置して、FAX送信を行っていました。事業規模の拡大と共に、FAXを利用する拠点が増えると、拠点ごとにFAX環境を整備する必要があります。当然、導入コストも拡大していきました」(橋本直樹様)
「パソコンの更新や調達システムのバージョンアップなどの際にも、拠点ごとに対応していました。とにかく費用も工数もたくさんかかっていたので、これはまずいということで、FAXシステムの見直しを始めました」(橋本和也様)
システム集約化での障害時リスクに対応する冗長化機能を高評価
プロテリアル様では、以前よりインターコムの「まいと~く FAX」シリーズを各事業所でご利用いただいていました。しかしながら、今回の刷新では、他社のFAXサーバーや複数のクラウドサービスと「まいと~く Center」を比較検討されることになりました。
「『まいと~く Center』が一番優れていた」と教えてくださる橋本直樹様
「最近の時流もあり、今回はクラウドサービスも検討しました。結果的に、当社の運用に当てはめた場合、初期導入コストも、通信費を含む月々のランニングコストも『まいと~く Center』が他社と比較して一番優れていました。『まいと~く Center』がひかり電話をサポートしていたことで、通信費を抑えられたことが大きいです」(橋本直樹様)
「今までは、何かエラーがあると、各拠点のFAX送信用パソコンをわざわざ見に行っていました。『まいと~く Center』のWebクライアントでは、みんなが自分の席でエラーをチェックできるのが、とても良いと思っていました」(橋本和也様)
「以前は障害が発生しても拠点ごとの問題で済みましたが、システムを集約すると、どうしても障害時の被害も集約され、大きくなってしまいます。エラー通知メールや冗長化オプションなど障害の検知や対応が優れている『まいと~く Center』は安心して導入できるシステムだと感じました」(橋本直樹様)
「将来的にはリスクヘッジのために通信ハードウェアを別セグメントに分けることを検討しています。『まいと~く Center』であれば実現可能だったため、採用の後押しとなりました」(橋本和也様)
システム構成イメージ
コスト削減に加えて、業務の手助けとなる豊富な機能で運用面も良好
プロテリアル様では、調達システムと「まいと~く Center」をWeb APIで連携して、1日約3,000枚の帳票類をFAX送信されています。買掛金計上明細表は、月次でまとめて送るので、業務時間外に予約設定して送信されています。
「一時的に集中するFAX送信処理を時間指定できるので、通常業務に影響がないように活用しています。また、急ぎの注文書など、至急FAX送信したい場合も、優先順位を上げて送信できるので非常に便利です」(橋本直樹様)
「FAX送信エラーがメールで通知されるので、受動的に把握できており安心です。再送信も自席のパソコンから簡単にできるようになりました。また、調査のため送信履歴を検索する場合に、条件の絞り込み機能が充実していることが気に入っています」(橋本和也様)
「大きなコスト削減もできました。新たに拠点を増やす場合でも、Webクライアントを追加するだけで済みます。また集約したことによって、システム更新やトラブル対応も、『まいと~く Center』1台だけを見ればよくなり、色々と工数を削減できています」(橋本直樹様)
「送信履歴の検索がしやすいです」と教えてくださる橋本和也様
調達部門だけでなく、生産管理や販売管理におけるFAX業務も集約へ
今後の展開についてお聞きしました。
「『まいと~く Center』を導入して、FAXシステムの基盤が完成しました。生産管理システムや販売管理システムへの展開を検討しています」(橋本和也様)
最後にご要望を伺いました。
「FAX機の相性によって、送信速度を調節することがあります。将来的には、相手先を判別して自動的に設定が切り替わるといいですね」(橋本直樹様)
(取材日:2018年4月25日)