導入事例

《天星製油株式会社様》
情シス1人体制でも
効率的にPC運用管理できる環境を実現

産業廃棄物処理業
資産管理, 情報漏洩対策
38台(Win)

天星製油株式会社様は、廃油買取、再生重油・潤滑油の委託・再生および販売、産業廃棄物の収集・運搬および処分、メンテナンス、さらには漏油事故処理や防災用品の販売など幅広く手がけています。
環境経営システム「エコアクション21」の認証も取得し、環境負荷の低減に貢献されています。IT資産管理などのために導入いただいた「MaLion」について、事務課 総務グループの鈴木様にお話を伺いました。

導入の経緯

わかりやすい管理画面と確実なログ取得が導入の決め手

「MaLion」の導入をご検討されたきっかけについて教えてください。

事務課 総務グループ 鈴木様

当初は他社製品を利用していましたが、操作方法や設定がわかりにくく、不具合によってログが取得できない状態が数か月続くなどの問題がありました。そのため、他社の同様の製品を検討したところ、お付き合いのある販売店から「MaLion」を勧められ、導入を決定しました。

「MaLion」を選定したポイントについて教えてください。

「MaLion」を導入した決め手は、管理画面のわかりやすさとログの確実な取得にありました。端末へのインストール作業も手間がかからず簡単に行えた点は大きなメリットでした。さらに、更新プログラムの確認も管理画面からできるため、現在も日々の運用で大いに役立っています。

導入の状況

本社と営業所のパソコン38台を1人で管理

「MaLion」の導入状況について教えてください。

事務課 総務グループは、私を含めて3名です。IT関係、特に「MaLion」の運用は私一人で担当しています。運用環境としては、すべてインターネット経由でMaLionCloudサーバーに接続しており、拠点間はVPNでつないでいます。現在、本社(事務所・工場)および山梨営業所のWindowsパソコン38台に端末エージェントを導入しています。

天星製油株式会社様 システム概要図
運用と効果

「MaLion」導入で
実現したパソコン管理の効率化と安心の運用体制

「MaLion」の活用や導入の効果について教えてください。

主に利用している機能
  • PC操作ログ:不正利用の防止、業務と無関係なWeb閲覧やアプリ使用の監視
  • USBデバイス制限:データ持ち出しなど不正利用の防止
  • リモートコントロール:Windows更新プログラムの適用、パソコンの不具合対応
  • IT資産管理台帳:有料ソフトの導入状況の確認
  • 各種レポート:社内報告用資料の作成

現地対応から解放され、パソコンのトラブル対応を大幅に効率化

「MaLion」を導入して最も助かっているのは、いわゆる“ひとり情シス”の状況でも効率的に対応できるようになった点です。

導入前は、不具合対応や更新プログラムの確認のために本社へ端末を持参してもらったり、自分が工場まで出向いたりと、現地対応が必須でした。多いときには2~3台同時にトラブルが発生することもあり、週に1回以上は不具合対応に追われていました。特に古い端末を利用していた頃はトラブル頻度も高く、対応のたびに現場での作業が必要で大きな負担となっていました。

「MaLion」を導入した現在は、リモートコントロールで不具合対応や更新作業を行えるようになり、現場に出向く必要がなくなりました。その結果、トラブル解決までの時間が大幅に短縮され、作業負担が大きく軽減されています。

ログ活用による安心の運用体制を実現

「MaLion」では、PC操作ログを管理コンソールから確実に取得・確認できるため、日常的な運用において安心感があります。

不正利用防止の観点では、業務に関係のないサイトへのアクセスを制御するとともに、ログを活用して不適切な利用を把握できるようにしています。実際に社内で不手際が発生した際には、操作ログやWebアクセス履歴を確認して対応しました。

さらに、ファイル操作やアクセス経路も包括的に記録しているため、万一の際にもログを遡って確認できる体制を整えています。

レポートを社内報告用の資料に活用

セキュリティBIレポートについては、ログを保存しておき、必要に応じて日付で絞り込んで抽出し、レポートとしてまとめています。

これらは社内での報告資料としても活用しており、セキュリティ管理を可視化する仕組みとして有効です。

「MaLion」の導入のしやすさ、保守サービスについてお聞かせください。

導入時には、細かく設定できる分「どこまで設定すべきか」で最初は迷うこともありましたが、管理コンソールやエージェントは問題なく利用できました。

不具合が発生した際には、メールで案内された対処手順が非常にわかりやすく、その後のフォローも丁寧で大変助かりました。

今後のIT資産管理や情報セキュリティへの取り組み、そして「MaLion」の活用予定についてお聞かせください。

今後は、生成AIを利用する社員が徐々に増えていることを踏まえ、無意識のうちに情報漏洩が起こらないよう社員教育を強化していく予定です。

あわせて、物理的な対策として「MaLion」を積極的に活用し、情報セキュリティ体制をさらに強化していく方針です。

掲載している情報は、取材日時点のものになります。
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