《株式会社山下PMC様》
「MaLion」から「MaLionCloud」へ移行
クラウド化で柔軟な運用体制を実現
株式会社山下PMC様は、1997年設立のPM（プロジェクトマネジメント）、CM（コンストラクションマネジメント）の専業会社です。
民間/公共、国内/海外まで、スポーツ・ホテル・オフィス・物流・教育・商業等、幅広い用途の施設建築プロジェクトのマネジメントを担当しています。
社内のIT資産管理・セキュリティ強化のために導入いただいた「MaLion」について、管理統括本部 経営戦略本部 BPM・IT部の田崎様と池田様にお話を伺いました。
安定稼働していたオンプレ版「MaLion」を、
サーバー更新のタイミングでクラウドへ移行
IT資産管理ツールの導入をご検討されたきっかけについて教えてください。
約5～6年前まで、当社ではIT資産の管理が十分にできていませんでした。それまではExcelを使って台帳管理を行っていましたが、社員数やパソコンの台数が増加したことで、管理が煩雑になってきました。また、セキュリティの観点からも「操作ログを取得したい」といった新たな要件が出てきたため、管理ツールの導入を検討することになりました。
販売店に相談したところ、「MaLion」を紹介され、その機能が当社のニーズに合っていたため、導入を決定しました。導入から5年間、「MaLion」は大きな問題もなく順調に運用されてきました。ただし、導入当初から使っていたオンプレミスのサーバーが耐用年数を迎えたこともあり、「サーバーをリプレースするか」「クラウドサービスへ移行するか」という判断が必要になりました。
どのような機能を重視して探していましたか。
最も重視したのは、「万が一パソコンを紛失した場合、リモートで制御できるかどうか」という点でした。クラウド環境であれば、外部からでも管理や制御が可能になります。この要件を満たすために、従来の「MaLion」をクラウド版の「MaLionCloud」へ移行することを決定しました。
以前はオンプレミスでの運用だったため、管理者が社内にいないと操作ができず、外出先での対応が難しいという課題がありました。しかし、現在はリモートワークを行う社員も増えており、就業環境が大きく変化しています。クラウド化により、ネットワークにさえ接続されていればどこからでも管理が可能になり、柔軟で迅速な対応ができるようになりました。
- 導入の決め手
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紛失時のリモート制御が可能なクラウド対応
テレワークや外出先での業務が増える中、万が一パソコンを紛失しても、クラウド経由で遠隔操作ができることが重要な要件となりました。
「MaLionCloud」はこのニーズに対応しており、柔軟なセキュリティ対策が可能です。 -
従来のMaLionの運用実績と信頼性
オンプレミス版の「MaLion」を5年間問題なく運用してきた実績があり、その信頼性の高さから、クラウド版への移行もスムーズに行えると判断しました。
既存の運用環境を活かしつつ、クラウドの利便性を取り入れる選択となりました。
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本社、事業所、在宅勤務者の全端末を管理
「MaLion」の導入状況について教えてください。
現在、「MaLion」は330ライセンスを契約中で、そのうち約296台の端末に端末エージェントをインストールしています。残りのライセンスについても、すでに使用予定が決まっているため、近いうちにライセンスの追加も検討しています。
当社の経営戦略本部 BPM・IT部は社員6名体制です。「MaLion」の運用は、主に2名で対応しています。他の4名も「MaLion」を利用できる環境にはありますが、それぞれ他のシステムを担当しているため、日常的な運用や管理業務は、主に2名が中心となって行っています。
- 株式会社山下PMC様 システム概要図
Windows 10のリプレース、ライセンス管理、
セキュリティソフトのインストールを効率化
「MaLion」の活用状況はいかがでしょうか。
計画的なOSのリプレースが可能
「MaLion」を活用することで、サポート終了が近いWindows 10がまだ使用されている端末を把握でき、必要なリプレース台数の把握や社内への対応喚起など、資産管理を通じた計画的なOS更新が可能になっています。
ソフトウェアライセンスの棚卸に活用
資産管理に関しては、ハードウェアの管理台帳や、ソフトウェアの導入履歴台帳を活用し、ライセンスの棚卸を行っています。これにより、どの端末にどのソフトがインストールされているかを、より正確に把握できるようになりました。
ファイル配付機能でセキュリティソフトを遠隔インストール
従業員側では「MaLion」の存在をあまり意識することはありません。一方、管理者側にとっては非常に便利なツールです。特に大きいのは、ファイルの配付やファイルの実行を社員が社内にいなくても行える点です。たとえば、新しいセキュリティツールを導入する際など、「MaLion」を活用して遠隔でインストールを行っています。
「MaLion」を導入して安心感が増した
「MaLion」を導入したことで、万が一パソコンにトラブルが発生しても遠隔から対応できるという安心感が生まれ、社外への持ち出しにも不安なく対応できるようになったことは大きな導入効果のひとつです。
