スマートフォンのUSB接続モードは3方式
スマートフォンをPCにUSB接続する場合、現状では下記の通り3つの方式が存在します。
スマートフォンによる情報の持ち出しを防ぐには、それぞれの接続方式に応じた監視・制御が必要となります。
1.PTP(ピクチャー転送プロトコル)モード
デジカメからPCに画像データを転送する際に利用されている接続方式です。スマートフォンをデジカメデバイスとして接続します。
2.MTP(メディア転送プロトコル)モード
PTPの拡張方式であり、スマートフォンや携帯音楽プレーヤーから画像や音楽データを転送する際に利用されている接続方式です。現在のスマートフォンでほぼ標準的に利用されています。
3.カードリーダーモード
USBメモリやメモリカード、外付けHDDからのデータ転送に利用されている接続方式で、スマートフォンを普通の外部記憶装置として接続します。USBマスストレージクラス(MSC)と呼ばれています。
USB接続設定例(Android端末)
外部デバイス監視機能で3つの接続方式を制御
「MaLion」では、スマートフォンの3つの接続方式のすべてについて監視・制御を行うことができます。
「MaLion」による制御設定の詳細をご紹介します。
1.「PTPモード」「MTPモード」の接続監視
「PTPモード」および「MTPモード」による接続を「MaLion」では「Windows ポータブルデバイス」として認識します。外部デバイス監視機能のポリシー設定で「Windows ポータブルデバイス」の接続を禁止に設定することで情報の持ち出しを防ぎます。
※Androidスマートフォンと同様、iPhoneのUSB接続も「Windowsポータブルデバイス」として認識しますので上記の通り制御できます。
2.「カードリーダーモード」の接続監視
「カードリーダーモード」による接続を「MaLion」では「USBリムーバブルメディア」として認識します。同様にポリシー設定で「USBリムーバブルメディア」の接続を禁止に設定することで情報の持ち出しを防ぎます。
※「MaLion」のバージョンやクライアントPCの利用OSによっては制限事項があります。詳細はお問い合わせください。