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ニュースリリース
2009年4月7日
流通BMS※1のEDI取引業務に標準対応!
業務効率化を実現するEDI受注を"すぐに"始めることができる
中小規模向けEDI受注業務支援パッケージ「EOS らくらく受発注」を販売開始!
通信ソフトの開発メーカーである株式会社インターコム (〒110-8654 東京都台東区台東1-3-5反町ビル、TEL:03-3839-6231、資本金:8,400万円、社長:高橋啓介) はこのほど、受注から支払まで流通BMSで規定された業務をサポートする中小規模の卸売業者やメーカー向けEDI受注業務支援パッケージ 「商品名 : EOS らくらく受発注 (イーオーエス ラクラクジュハッチュウ)」 を2009年5月1日より販売開始いたします。
流通業界の次世代EDIガイドラインである流通BMSは、2007年の初公開からほぼ2年が経過しました。スーパー業界やグロサリー (加工食品 / 日用品) 業界、アパレル業界、生鮮業界などで流通BMSの採用が決まっています。流通BMSは、インターネットEDIを利用するため、従来型EDIで発生した回線コストや通信時間の問題を解決します。流通BMSの対象業界が広がったことで、EDIの導入メリットがより鮮明になり、大企業はもちろん、中小規模企業でもEDIの普及が見込まれています。
今回新発売する 「EOS らくらく受発注」 は、流通BMSの規定業務に対応する受注業務用アプリケーションです。発注、出荷など各種業務メッセージの参照 / 作成 / 送受信から、ピッキングリスト (出荷物の集品指示書) や納品明細書といった各種帳票出力まで、中小規模のEDI受注業務に必要とされる機能を一通り備えています。また、流通BMSで規定される6業務8メッセージのXMLデータ処理機能や、インターネットEDI (JX手順※2 クライアント側) の通信機能を標準で搭載しており、すぐに流通BMSに対応したEDIを始めることができます。
主な特長としては、
- 業務フローが一目でわかるユーザーに優しいインターフェースを採用している点
- SCMラベル※3を利用した出荷梱包からASNデータ※4の送信まで、バーコードとEDIを連携させた高度な出荷検品作業に対応している点
- 既存システムとのデータ連携を実現するCSVやJCA 標準※5 形式での外部出力に対応している点
が挙げられます。詳細は以下の通りです。
「EOS らくらく受発注」の主な特長
特長1:メイン画面のフローに沿って、誰でも簡単かつ漏れのないEDI受注業務を実行可能。
本商品では、「受注→出荷→受領→返品→請求→支払」 という受注業務の流れが一覧表示された操作画面を採用しています。EDIを初めて導入した企業の担当者が、業務処理手順で迷うことなく、受注データの取り込みや閲覧、帳票出力、データ送信などの各業務を順番に処理できるようになっています。また、受注伝票ごとに業務処理がどの段階まで進んでいるのかを一覧で表示する機能を備えています。EDI業務に漏れや遅延が発生していないかを一目で確認でき、受発注ミスやトラブルの発生を抑えるためのシステムとしてもご活用いただけます。
特長2:ハンディ端末による出荷検品、ASNデータ送信など高度な出荷検品作業に対応。
流通BMSでは、発注企業側の入荷検品作業の効率化 (検品レス)※6を想定したASNデータとSCMラベルの活用が行われています。本商品では、「出荷検品オプション」 や 「ハンディ端末」 などのオプションを購入することで、ASNデータとSCMラベルを活用した高度な出荷検品作業を実現できます。 本商品での出荷検品作業は次のようになります。まず本商品でピッキングリストとSCMラベルを印刷します※7。印刷したピッキングリストに記載された出荷商品を集め、そのバーコードをハンディ端末で1個ずつ読み取ります。1梱包ごとにSCMラベルのバーコードを読み取り、梱包の外側にラベルを貼り付けます。最後にハンディ端末から検品データを本商品に取り込み、取引先へ納品前に出荷明細 (ASNデータ) として送信できます。ハンディ端末でバーコードを読み取るだけで出荷検品作業ができ、目視による検品作業と比べて大幅な時間短縮や作業精度の向上を実現できます。
特長3:従来EDI(JCA標準)とのシステム連携に有効な取引データの外部出力をサポート。
本商品では、受注データを固定長やCSV形式に変換して出力することができます。財務システムなどと連携させたい場合に、そのシステムでサポートする入力形式にデータ変換してから渡すことが可能です。固定長データの出力については、特別な設定をしなくてもJCA標準ファイルとして出力することができます。既にJCA手順による従来型EDIシステムが稼動している場合、EDIシステムの大幅な改変作業を行わずに本商品と連携させることができます。また、出力ファイルのレイアウト変換を簡単に定義できるツールを搭載しているので、JCA標準フォーマット以外の変換は、ユーザー自身で定義 (マッピング) を行うことが可能です。
その他、本商品ではFAXや電話で受注した内容を手入力で取り込む (=データ化する) ことができます。EDIでの受注とFAX・電話での受注を一元管理できます。また、本商品は1台の端末ですべての業務を処理する利用方法のほかに、複数台の端末でデータベースを共有して一連の業務を処理する利用方法が可能です。同一ネットワーク上で拠点が離れている受注部門、出荷部門、経理部門の端末に、それぞれ本商品をインストールすれば、共同で業務を処理することができます。
なお今後の予定として、流通BMSのEDIシステムと既存のEDIシステムとの併用環境にも対応できるよう、現在広く普及しているJCA手順 (クライアント側) による送受信機能の実装も検討しております。
弊社では、これまで通信のミドルウェアソフトやトランスレータといったEDIシステムの構築を支援するソフトウェアを 「Biware シリーズ」 として多数商品化して参りました。そこから培ったEDI関連のノウハウを、「EOS らくらく受発注」 という新しい形で商品化することで、新たなEDI市場を開拓して行きたいと考えております。
【主な機能】
- 業務データ (受注・出荷・受領・返品・請求・支払) 参照 / 作成 / 編集
- 業務データ送受信 (JX手順 / クライアント)
- ピッキングリスト出力
- 伝票 / 帳票出力
- 手書き出荷処理 (FAX / 電話受注の処理)
- 外部システム連携 (業務データの変換・入出力)
- マスタデータ登録
- 業務データ バックアップ
- 出荷検品オプション (ハンディ端末連携、ラベルプリンタ連携など)
※1 流通BMS (流通ビジネスメッセージ標準) : 日本チェーンストア協会と日本スーパーマーケット協会の共同ワーキンググループによって策定された流通業界における新たなEDIガイドライン。通信手順に次世代インターネットEDIを、データフォーマットに可変長XMLを採用している。2007年4月にVer.1.0がリリースされ、以降も対象業種/業態に応じて拡大検討が行われている。
※2 JX手順 : 次世代インターネットEDIの国際規格である SOAP-RPC をベースとして、財団法人流通システム開発センターによって策定された通信手順。流通BMSで通信手順の1つとして規定されている。クライアント/サーバー型のシステム形態で、クライアント側が処理の起点となるPULL型の通信方式をとる。クライアント側は、少量取引を前提として比較的低コストでの導入/運用が可能なため、主に中小規模の卸売業者 / メーカーの導入が想定されている。
※3 SCMラベル : 梱包ごとの識別情報をバーコードで表示したラベルのこと。ラベルを基に箱を空けることなく梱包の中身を確認できる。
※4 ASNデータ : 受注企業から発注企業に対して納品前に予め送信される出荷明細データのこと。
※5 JCA標準 : 1982年に日本チェーンストア協会 (JCA) によって標準化された受発注用のデータフォーマットのこと。
※6 発注企業は、入荷時に各梱包に貼り付けられているSCM ラベルのバーコードを読み取るだけで、事前に受注企業から送信されてきたASNデータと照合され入荷検品を完了できる。実際にいちいち梱包の中身を確認する必要がなく、検品業務の大幅な効率化につながる。
※7 SCMラベルの印刷には、本商品の出荷検品オプションおよび専用のラベルプリンタが必要となる。
商品概要 / 販売スケジュール
商品名 | EOS らくらく受発注 (イーオーエス ラクラクジュハッチュウ) |
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価格 |
※ソフトウェア本体のご購入時に、初年度分のサポートサービスのご購入が必要となります。 |
発売日 | 2009年5月1日(金) |
商品情報ホームページ |
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商品画像 | |
PDFカタログ |
お問い合わせ
本商品に関する問い合わせ先
株式会社インターコム 企業情報システム事業部 営業部
TEL:03-3839-6240
本ニュースリリースに関する問い合わせ先
株式会社インターコム マーケティング部 広報宣伝課 山中 弘重、澤田 季治
TEL:03-3839-6775